①温熱作用
お風呂の一番大切な作用である温め効果。
温まると血液循環が促され、疲労回復や新陳代謝が活発になります。
さらに、体が温まると筋肉が緩み、関節の緊張も和らぎます。
また慢性的な痛みは神経が過敏になっていることも原因の一つです。
温めると神経の活性化が抑えられ、痛みの緩和効果があり、入浴すると一時的に体温が上がり、1時間半ほどで急速に下がっていきます。
この体温の変化が良い睡眠に繋がるため、寝る1時間半前頃までに寝ることをおススメします!
睡眠の質の向上にも繋がり健康に繋がります。
②静水圧作用
入浴すると、水面下の体には水圧がかかり、マッサージ効果が得られます。
足のむくみにお風呂が効果的であることはよく知られていますよね。
これは、水圧で足に溜まった血液が心臓に押し戻され、血液循環が促進されるためです。
このように、体が水圧を受けることで、温熱作用と同じように血流が良くなる効果が期待できます。
③浮力作用
水に物がつかると、浮力がかかりますよね。
お風呂も同じで、肩までつかると浮力によって体重は10分の1程度になります。
体重が50キロの方は、5キロになる計算です。
通常は体重を自力で支えるため体に負担がかかりますが、お風呂につかっている間は、5キロだけ支えればいいのです。
余計な力が必要なくなるので、緊張が緩み、リラックス効果が得られます。
④清浄作用
お湯には、つかるだけで皮膚をほどよくキレイにする作用があります。
ごしごし洗わなくても、温かいお湯につかるだけでも毛穴が開き、皮膚表面の汚れはもちろん、余分な皮脂を流れ出させる効果はあります。
シャワーだけよりも、しっかりとお湯につかった方が全身くまなく洗われます。
⑤蒸気・香り作用
のどには線毛という細かい毛があり、それが働くことでウィルスなどの異物を外に出しています。
線毛は乾燥すると働きが悪くなってしまいます。
浴室内で湯気を吸いこむことを意識すると、鼻やのどが潤って免疫力UP!
また、洗面器にお湯を張りアロマオイルを数滴たらして、浴室に良い香りを充満させてあげればリラックス効果も期待できます!
入浴するだけで上記のような作用が体に働き、健康に繋がるのです!
特に冬の時期は、寒さで筋肉が緊張してこわばり、血流が悪くなり不調が起きる方が多いです。
まずは、冬場でも毎日シャワーで済ませてしまっている方は、湯船に週1~2回だけでもつかってみてはいかがでしょうか?
理想は毎日ですが…
少し生活習慣の変化が、体を健康に導いてくれます!