こんにちは!
最近、新宿区での出張整体の依頼が増えています。
今回は腰椎すべり症について簡単に説明します。
腰椎は背骨の一部で、第1腰椎から第5腰椎まで5つの骨(椎骨)で構成され、椎間板、椎間関節、靭帯によって連結されています。
腰椎には私たちの身体を支える役目があり、座っているときは体重を骨盤に伝え、立っているときや歩いているときは体重を両足に伝えるなど、常に大きな力がかかっています。
通常は、ある程度の可動性を持ちながらきれいに並んでいるので、簡単にずれることはありません。
しかし、腰椎のクッションとなるべき椎間板に異常が起こったり、靭帯の繋がりが弱くなったり、椎間関節が壊れたりすると、腰椎が正常な位置から前方、あるいは後方にずれてしまうことがあります。
これが”腰椎すべり症”で特に第4腰椎と第5腰椎の間に多く発症すると言われています。
腰痛すべり症は、
原因よって名前が分けられています。
①腰椎変性すべり症
原因ははっきりとはしていませんが、加齢によって椎間板や靭帯、椎間関節などが変性することで腰椎にすべりが生じると言われています。
すべり症の中で1番多く、第4腰椎、第5腰椎、第3腰椎の順に見られます。
②腰椎分離すべり症
腰椎分離症が原因で発症すると考えられています。
分離症は、骨折などにより背骨の前の部分の椎体(ついたい)と、後ろの部分の椎弓(ついきゅう)が離れ離れになるもので、それが放置されることで、上下の骨にすべりが生じるケースがあるのです。
第5腰椎が1番多く、次いで第3腰椎に見られます。
変性すべり症、分離すべり症ともに主な症状は、腰痛と長時間歩いたり、動いたりすると足に痛みやしびれが現れたりします。
しかし、腰椎すべり症は必ずしも、すべってずれてしまっているから痛いと言うわけでもなく、腰椎がすべっしまっていても痛みが無いケースもあります。
私が、今までみてきた患者様の中にも腰椎すべり症と診断されていた方が沢山いらっしゃいましたが、すべっている状態は画像診断的には変わらなくても、痛みが軽減し改善した方も多くいらっしゃいました。
痛みが軽減し、改善した要因はいくつかあります。
腰周りを支えている筋肉の疲労が軽減した、痛みをかばっているうちに悪くなった姿勢が良くなった、筋肉が固くなり神経や血管を圧迫していたところの負担が取れた。
などです。
ですので、画像診断的にずれている事実は変わらなくとも、上記のような結果、症状の軽減や改善がみられます。
もし、今、
「腰椎すべり症だね。手術しないと治らないね。」
と言われた方で、手術しようか悩まれている方がいらっしゃればまず一度ご相談ください。
手術せずとも痛みを改善することが出来る可能性があります。
お電話お待ちしております。
出張整体あおば
代表 青芭実穂